20歳のソウルには
部活のシーンや
演奏会のシーンが
たくさん登場します
市立船橋高校
市船吹奏楽部
船橋市の皆様に
力を貸していただき
撮影することが出来ました
演奏シーンの音楽は
全て
市船吹奏楽部の演奏です
ロケで同録したものもありますし
レコーディングさせていただいた曲もあります
感染対策に万全を期し
いつも練習している場所に
機材を持ち込んで
レコーディングさせていただきました
素晴らしい演奏でした
映画に
血を通わせていただきました
高橋健一先生の陣頭指揮で行われた
レコーディング風景については
公開前にメイキングで
ご覧いただきたいと思います
前述した通り
20歳のソウルは
市立船橋高校
市船吹奏楽部
船橋市の皆様の
全面協力があったからこそ
撮影出来た映画です
準備に通った2020年冬
撮影した2021年春
それは
一日一日を過ごすことすら
大変な時期でした
部活のあり方
モチベーションの保ち方
何もかも手探りで
悩み多き日々の中にも関わらず
映画に力を貸していただき
感謝しかありません
コロナ禍
日本中の子供たちは
不自由な毎日を強いられることとなりました
今はそういう時期だから…
言葉にするのは簡単です
しかし
その言葉は
本当に正しいでしょうか?
大人となった我々には
高校時代の想い出があります
コロナ禍の中
限られた高校生活を送るしかない
今の生徒たちだけに
我慢と忍耐を強いることだけが
大人に出来ることなのか?
三年間しかない
かけがえのない高校生活
休校が続き
部活動は自粛
時間だけが過ぎ去っていく…
そんな時期
市船吹奏楽部は不屈でした
三年生58人が
自宅や河原で
ひとりで演奏した動画を
編集でひとつにまとめ
応援動画として
YouTubeなどで公開したのです
第一弾の曲は
市船ソウルでした
自分たちが辛い時期に
同じ境遇の誰かを
応援するために力を尽くす
簡単に出来ることではありません
高橋健一先生の考えで
吹奏楽部三年生は
必ずコンクールで演奏すると聞きました
しかし
2020年
東関東吹奏楽コンクールは
コロナ禍により中止
我々映画スタッフが
20歳のソウル撮影に向け
本格的に動き出した時期
市船吹奏楽部にとっては
立ち塞がる現実の壁と向き合う
苦しい闘いの時期でした
三年生部員たちにとって
三年間の総決算
力を出し切る場が
12月の定期演奏会です
2020年は
12月20日、25日に予定されていて
我々も俳優部とともに
観劇におうかがいする予定でした
しかし…
12月の定期演奏会は
緊急事態宣言の影響で延期となり…
三年生は
定期演奏会を経験しないまま
卒業式をむかえました
四月になると
みな、新しい環境へ
旅だって行きます
ラストチャンスともいえる
2021年3月18日
5度の延期を乗り越え
定期演奏会は
ご家族だけが見守る中
開催されました
大義くんの誕生日前日
そして
映画クランクイン前日
(千葉テレビより)
その模様は
ニュースでも取り上げられ
映像で見ることが出来ました
高橋先生は
毎年のように
ひとりひとりの名前をステージで呼び
三年生たちは満面の笑顔で答えました
「やり続けるって、とても大事だと学んで欲しい。やり続けたから、得られたのであり、いろんな想いがあるだろうけど、これからの人生も、やり続けることがすごく大事だと思う」
高橋先生の言葉は
我々全てに通じる言葉だと思いました
高橋健一先生を筆頭に
市船吹奏楽部の皆さんや
父母会
学校関係者の皆さんの
全面協力のおかげで
一日のスケジュール追加もなく
20歳のソウルを
撮影することが出来た
2021年の春休み
今振り返っても
奇跡の時間だったとしか
思えません
ありがとうございました
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