慌ただしく
時間が過ぎていきます
四月半ばまでのスケジュールが
とんでもないことに…
そんな中
映画「ヴィレッジ」の試写会に行きました
すごい映画でした…
感想を↓
能面というメタファーを通じて感じたのは
外面を脱ぎ捨てた人間の
「常識と言う名の非常識」という薄い膜の下に潜む、柔らかな部分
狂気と言う言葉でも生温い
静かなる激情は
人間讃歌への
真逆からのアプローチなのでしょうか?
生きることへの執着は
愛おしいだけでなく
醜悪でもあり
悲しみの鎧を纏うことすら
人間が作った「社会」という名の掟に否定される
行き場のない絶望感は
どんよりとした曇り空と、自然の中に聳え立つ非日常な建造物の中では
ただ息を潜めることでしか、やり過ごすことは出来ない
絶望の中で人生を終える者は
せめて、一筋の希望を見つめることなく
絶望にだけ包まれて消えて欲しい…
村の中で起こることは
村の外に行こうと逃れられない
逃げることでは何も解決しない
絶望を全部受け入れることでしか
生きることは出来ない…
絶望の中にしかない恍惚を感じた時
芥川龍之介の地獄変を思い出しました
時間を追うごとに深くなる
横浜流星さんの瞳の奥
やがて
ラストシーンで
瞳の奥が存在の全てになる…
すごい俳優
すごい映画
観たというより
体験したように感じる
2時間でした
角川の試写室を出ると
桜が満開でした
あと一日
雨が降れば
散ってしまうかも…
今夜は
夜桜を見ながらの打ち合わせ
一期一会ですね…
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